映画「バットマン ダークナイト」を見ました。 [映画]
映画「バットマン ダークナイト」をTSUTAYAのレンタルで見ました。
世間ではかなり評判の良かったこの映画、見てみて実感しました。
バットマンと言えばそれなりに正義のヒーローとして描かれていますが、今回のこの作品はまさに「ダークヒーロー」としての側面を事細かに描いています。
特にダークヒーローとしての苦悩と挫折、その心理描写を的確に、そして真に迫った演技で魅せてくれます。
展開は最凶の敵「ジョーカー」が次から次へと犯罪を犯す、まさに「しつこく」進んでいきます。
このしつこさがバットマンたちを追い詰めていって苦悩し、そしてジョーカーへの憎しみを見ている人に植え付けていく見せ方が実にうまい。
この作品は主人公が二人いると言えます。
バットマンと、そしてジョーカーです。
ジョーカーはジョーカーで苦悩した末の犯行(とは言え精神的にはクレイジーですが)と言えるので、犯した罪は憎たらしいですがジョーカー自身は愛すべき悪者といった印象を与えてくれます。
バットマンは確かに強いですが(その上金持ちで彼をバックアップの環境は世界最強と言える)、リアルな世界のヒーローがために全ての人から愛させるわけではないという表現がまたすばらしい。
リアルなヒーローはこうなるんだろうなぁという教科書のような作品でしょう。
でもちょっと難点が。
最初の辺りは説明不足の部分が多々あるので、理解するまでが大変でした。
バットマンを知らなくても、これは見るべき作品と言えるでしょう。
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